スズメのチューちゃん
2004.01.31
作者:古明地 光久

わが家の子供達は、地面へ落ちているスズメを、しばしば家へ持ち帰ってきたものです。スズメ社会における生存競争に敗れた、まさに、一敗地にまみれたスズメ達です。

子供の純粋な心には、弱者への本能的同情心とともに、なんとかして助けたいという願望が強いようでした。拾っては死に、拾っては死に、何回も何回も、何年も何年も、そのようなことを、懲りずに繰り返していました。

つくば市谷田部町の小学校時代のことですが、その挑戦に始めて成功したのです。その喜びは非常に大きく、わが家全員で感激し、祝福したものです。

「たかがスズメ」
そのように思っていた自分の不明を恥じたものです。

スズメの名前は「チュー」です。
ですから、呼ぶときは

「チューちゃーん」。



















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